SACD 輸入盤

大地の歌 M.アルブレヒト&オランダ・フィル、クート、B.フリッツ

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PTC5186502
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


マーラー:大地の歌
マルク・アルブレヒト&オランダ・フィル


ワーグナーやリヒャルト・シュトラウス、ベルクなどで高い評価を得てきたマルク・アルブレヒトによる『大地の歌』の登場。ソリストにイギリスのアリス・クートと、ドイツのブルクハルト・フリッツを迎えた注目盤です。

【マルク・アルブレヒト】
ドイツの指揮者、マルク・アルブレヒトは、同じく指揮者のゲオルク・アレクサンダー・アルブレヒト[1935- ]を父に、1964年にハノーファーに生まれています。父に指揮を師事した後、アバドやゲルト・アルブレヒト(血縁関係はありません)のアシスタントとして経験を積んだマルクは、31歳の時にダルムシュタット国立劇場の音楽監督、41歳でストラスブール・フィルの音楽監督となり、2011年には、若くして亡くなったクライツベルクの後任として、オランダ・フィルの首席指揮者に指名されています。
 マルク・アルブレヒトは、コンサートのほか、バイロイトやザルツブルクなどオペラ経験も豊富です。

【アリス・クート】
1968年にリヴァプール郊外のフロッドシャムに生まれたイギリスのメゾ・ソプラノ。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校とマンチェスターで学んだのち、ナショナル・オペラ・スタジオで研鑽を積んで注目されるようになり、イギリスのほか、メトロポリタン歌劇場やサンフランシスコ歌劇場、バイエルン国立歌劇場などでも活躍中。これまでにブリギッテ・ファスベンダー賞、キャスリーン・フェリアー賞などを受賞、リートとオペラの両分野に才能を発揮、太く柔らかな低音とともに高音域の輝きにもすばらしいものがあります。『大地の歌』を得意としていたジャネット・ベイカー、ブリギッテ・ファスベンダーの教えも受けていたクートは、すでに実演では『大地の歌』を何度も歌っていました。

【ブルクハルト・フリッツ】
1970年ハンブルク生まれのドイツのテノールで、声楽と医学を同時に修めた変わりダネ。30代半ばからワーグナーやモーツァルトなどで頭角をあらわし、ヨーロッパだけでなく、日本やアメリカでもワーグナーなどで高い評価を得てきました。『大地の歌』はすでに何度も歌っている演目ということで期待できるところです。

【大地の歌】
壮大壮麗な『千人の交響曲』を完成させたマーラーが次に向かったのは、前作とはまったく異なる「異国趣味」の世界でした。
 きっかけは友人から贈られた一冊の詩集『中国の笛』。これはハンス・ベートゲが、ハンス・ハイルマンによるドイツ語訳『中国叙情詩集』から選んだ詩を編みなおしたドイツ語詩集で、そのハイルマンの『中国叙情詩集』そのものも、フランス語や英語に訳された漢詩が元ネタになっているものもあるという具合でした。
 さらに、ベートゲはそれらの漢詩の一部の「情景」を「人間」に置き換えるなどヨーロッパ的なわかりやすいドラマ性を持ち込んだりし、さらにマーラーはそういった複数の詩をつないでしまったり、最後には自分のテキストを追加したりした結果、元来の包括的な陰陽二元論的世界は、西欧的でシンプルな二元論の世界へと読み替えられ、原詩の世界とは遠くかけ離れてしまった面もあるようです。
 もっとも、当時の欧州で流行をみせていたシノワズリーやジャポニズムといったオリエンタリズムそのものが、概して対象とした文化の表層のみを模倣し、それをヨーロッパ的な嗜好で換骨奪胎したうえで受容し、楽しんでいたものであったことを考えれば、『大地の歌』に取り込まれた「中国の詩」「中国風な詩」「中国風な旋律やリズム」といった諸要素も、様々な「引用」をおこなってきたマーラーにとっては、作品創造のいちプロセスに過ぎなかったのかもしれません。
 しかし、実際のところ、この作品から感じられる東洋・西洋ないまぜになった独特の雰囲気、日常性の中に穏やかな達観が織り込まれたテキストの魅力にはやはり抗いがたいものがあり、マーラーとしてもその魅力をなんとか自身の音楽に盛り込みたかったのではないでしょうか。
 ともかく、この歌曲とも交響曲ともつかないマーラーの『大地の歌』が書かれたとき、まだマーラーは40代であり、メトロポリタン・オペラにも招かれ、翌年にはニューヨーク・フィルの指揮者となることも決まっており、新天地への期待に胸がふくらんでいる時期でもあったのです。(HMV)

【収録情報】
マーラー:『大地の歌』

 アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
 ブルクハルト・フリッツ(テノール)
 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
 マルク・アルブレヒト(指揮)

 録音時期:2012年6月21-22日
 録音場所:アムステルダム、ヤクルト・ザール
 録音方式:ステレオ(DSDレコーディング)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Das Trinklied Vom Jammer Der Erde
  • 02. Der Einsame Im Herbst
  • 03. Von Der Jugend
  • 04. Von Der Schnheit
  • 05. Der Trunkene Im Frhling
  • 06. Der Abschied

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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